SSブログ

高速無料化に感じること… [政治(中央)]

 皆さんご無沙汰しておりました、先月の終わりごろから再開する予定でしたが気がつけば1ヶ月以上も休んでしまいました。

 これからまた再開していきますのでよろしくお願いします。

「千円高速」当面は継続=無料化へ影響見極め-前原国交相(時事通信)
前原誠司国土交通相は17日の記者会見で、土日祝日の普通車以下を「上限千円」などとしている高速道路料金の割引について、「すぐにやめるつもりはない」と述べ、社会実験の一環として当面継続する考えを明らかにした。民主党が衆院選の公約に掲げた段階的な無料化に向け影響を見極める考えで、具体的な継続期間は明言しなかった。           同相は、無料化を「内閣が取り組むべき重要施策の一つとして、しっかりと進めていくことをお約束したい」と強調。ただ、二酸化炭素の発生増加や、公共交通機関の経営圧迫を懸念する意見があることを踏まえ、しばらくは実施中の割引を続け、「どういったプラス面、マイナス面があるか学び取りたい」としている。


 個人的には予想を大きく上回る歴史的な圧勝で政権交代を実現させた民主党のマニフェストの目玉である「高速道路の段階的無料化」について前から感じていることを取り上げます。
 民主党の掲げる高速無料化のメリットは
① 一般利用車の地方への遠出の増加での地方経済の活性化 ② 一般道の渋滞緩和によるCO2排出の削減 ③ 流通コストダウンによって物価が下がる

この辺を主張していますが…このマニフェストだけで判断するのであれば納得できなくはないのですが実際は難しいと感じています。

 ①に関しては1000円にした段階から効果は出ているので無料化になったら更に効果は上がると予想されます。これには自分も納得できます。
 ②には大いに疑問を感じます、CO2の排出が特に多くなるのは『STOP&GO』の場合なので一般道の渋滞緩和でCO2排出が抑えられたとしても、全体的にCO2削減(国交省での試算では年310万tの削減)の効果は期待薄なのでは。
 ③の物流コストは長らく不況の影響で業者側も今まで相当のコスト削減を行ってきており、無料化になったところでコストが大きく下がるわけではなくむしろ業者への負担(特に中小企業)が大きくなる場合が予想されます。


  


 



 既に40兆もの有利子債権があり、その返済の問題を差し置いてまで無料化していいものなのか、無料化したら返済を税金で賄う事になり国民の負担増になるのは避けられないのではないのか。民主党は予算の組み換えで捻出できると主張しているが道路に関してはやはり直接利用者が負担するのが一番収まりがいいのではと感じています。
 2020年までに温室効果ガスの排出を1990年比25%削減の目標との両立は一国民から見て、現実味が薄いと感じます、25%削減となると技術革新だけでは到底難しく一般市民の積極的な意識向上が求められています。マイカーの利用を抑えるのはもちろん、他の部分でもエコを国民全体が高い意識を持たないと到底達成できないと思います。そんな状態のなかで自動車利用を促進する無料化はいかがなものかと…

 各種の調査では7割が反対している高速無料化、マニフェストに掲げたから実施するという姿勢では国民の支持も意外に早く離れてしまうかも…まだ4年あるから焦らずきちんとやって欲しいというのが個人的な意見。
nice!(6)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 6

コメント 4

ホタルの館

自分のペースでやっていきましょう!
お元気で何よりです。
by ホタルの館 (2009-09-25 15:10) 

abika

お久しぶりです。
今、サブブログでのんびりやっています。
お時間あるときにでも、お寄りいただけたらうれしいです♪
by abika (2009-09-25 20:39) 

caco

ご訪問 ありがとうございます。
by caco (2009-09-26 20:53) 

こぱんだつま

ごぶさたしました~。
私も最近、サボり気味ですよ。
by こぱんだつま (2009-09-27 15:03) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。