SSブログ

米軍撤退後のイラクは… [海外ニュース]

 7月に入り日本では改正道交法の施行、エコポイントの交換受付の開始等始まりました。


> 海外では6月末でイラク都市部での米軍駐留期限を迎えました。既に期限前に米軍は撤退を済ませており、これからのイラクがどういう国家を歩むことになるのか注目される。
 米軍、イラク都市部撤退 宗派・民族、融和なるか(産経新聞)

 都市部の治安権限、イラクへ移管完了…オバマ米大統領宣言(読売新聞)

 米軍、イラク都市部撤退 対イラン関係カギ(産経新聞)


 ただ、早速こんな事件も…


 今までも駐留軍に対してのテロ行為が絶えず日本人も犠牲になってしまいましたが、これからイラク治安部隊だけで守っていけるのかははなはだ疑問です。また米軍が撤退したことにより宗派間抗争の再燃も懸念され、決して楽観視出来ないのは確かです。

 イラク戦争自体もブッシュがフセイン政権崩壊の為に起こしたようなものであるので、正当性は絶対に認めないですが…

 アメリカとイランの関係も考えるとイラクが内戦状態に陥ると中東が今まで以上の緊張状態なることも予想され、そうなると日本にも再び多大な影響が及ぶのも必至なので何とか国家の沈静化が実現するのを祈るばかりです。


 2006年12月30日に死刑が執行されたサダム・フセイン元大統領は国際的には恐怖政治をしき、反対派への容赦ない粛清をするなどの暴君の独裁者とみられていたが、一方でイラクの社会の世俗化をし、近代国家にした功績があるのは以外と知られていない。
 豊富な原油収入(イラクは世界第三位の原油埋蔵量をもつ)で学校教育の普及に努め(方法には問題はあったが)、全国に通信網・電気網を整備し、貧困家庭には無料で家電が配布する等し、農業の機械化、農地の分配を推進し、最新式の農機具まで配る政策を実施した。
 また女性解放運動も積極的に行い、性別による賃金差別や雇用差別を法律で禁止し、一夫多妻制度を規制、女性の婚約の自由と離婚の権利も認め、女性の社会進出も推奨した。これはイスラム社会においてはかなり特異なケースと言えると思う。

 しかしながら、イラン・イラク戦争・湾岸戦争でこれらの功績は全て無になってしまったのはとても残念な結果であるが…




フセイン政権下では全て国有化していた油田・ガス田開発に関する事業が40年ぶりに国際入札で外資が参入するそうです、国際発展には不可欠ですがこのタイミングでの外国資本の参入は新たな火種になりかねないという懸念もあります。日本企業は治安が不安定な事から入札に参加しなかったそうです、今はそれが賢明かも…




nice!(10)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 10

コメント 2

caco

安定してくれるといいのですが、難しいのでしょうね。
by caco (2009-07-02 13:42) 

じぃじぃ

こんばんは、
いつも来訪ありがとうございます。(^▽^)/
複数当選おめでとうございます。
クジを引かせてもらいます。

by じぃじぃ (2009-07-03 00:15) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。