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チベット [海外ニュース]

中仏が共同声明「チベット独立不支持」首脳会談再開へ
4月1日23時34分配信 サーチナ


 1日付中国新聞社電によると、中国外交部と仏外務省は同日、「中仏新聞公報(共同声明)」を発表した。両国は、「フランスはいかなる形式のチベット独立も支持しない」との認識で合意し、適切な時期にハイレベルの接触を行うことを決めた。

 これを受け、チベット問題や文化財競売などでぎくしゃくしていた中仏関係も修復に向かうと見られる。昨年12月にサルコジ大統領がチベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ14世と会談して以来、中断していた首脳会談も近く実現する見通しだ。

 声明で両国は、「国交樹立45周年を契機に戦略的パートナー関係を強化する」ことを確認。「国連憲章に定める内政不干渉の原則と、相互信頼の精神に基づき」、両国の意思疎通を強化するとした。

 チベットについては「重要かつ敏感な問題」と述べ、「フランスは、チベットを中国の不可分の領土とする立場を堅持する」と表明。この姿勢は過去にも未来に一貫して変わらないとし、「フランスはいかなる形式の『チベット独立』も支持しない」と明記した。

 声明によれば、両国は共に国連安保理の常任理事国として、国際金融危機などの世界的な問題にも対応していく。「適切な時期にハイレベルの接触と戦略的対話を行う」ことでも合意した。(編集担当:吉田庸子)

 対中外交はどの国にも無視の出来ない問題で、チベット問題に関しても色濃く影響が出てしまうために各国が強く発言できない。 1913年に独立を宣言していたチベットを1950年に中国人民解放軍が武力侵攻をし、翌年に十七条協定を締結し実行統治を果たした事実は武力侵攻以外の何者でもないと思う。

 ただ、ダライ・ラマ14世が21世紀に入って主張を変えたようにチベット独立自体がもはや非現実的なのだろう。中国の自治区に編入されてから経済的に発展した面もあるがその恩恵を受けているのは移住してチベット族を支配している漢民族で独立を果たしたとしてもチベット族が国を維持していくことは困難だし、同化政策とチベット族の虐待で純粋なチベット族自体が減っているので現実味が薄い。

 それなのにこんな声明を出すこと自体チベットへの牽制以外でしかないのだろう。

 サルコジ大統領、スキャンダラスな面も目立つが、はっきりと物申せる人物だと思っていたけどやっぱり対中になると難しいのだろう。

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コメント 1

caco

中国に嫌われるような事をやらない様にした方がいいんでしょうけど・・・。
国として動くにはリスク高すぎ>< 
日本も経済的はもちろんだけど、中国の力なしに拉致問題も解決出来ないでしょうし・・。
by caco (2009-04-02 23:16) 

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