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『公設派遣村』の悪用 [事件・事故]

 年末年始に住居がない失業者に宿泊場所や食事を提供する東京都の「公設派遣村」で、一部の入所者が就労活動のため都から支給された現金を酒代やたばこ代に使い、施設内で禁止された飲酒などの問題行動を取っていたことが6日、分かった。施設では飲酒を禁止しており、発覚すれば退所処分となる。  派遣村は5日、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区、4日に閉所)から大田区の都の臨時宿泊施設に移転。都は入所期限の18日までの就労活動用の交通費と昼食代として、入所者1人当たり計2万2千円を支給した。                                            ところが、多くの入所者が活動費を受け取った直後に近くの小売店で酒やたばこを購入していたことが判明。店員は「朝から1万円札を握りしめた入所者が大勢並んで買い物に来ている。たばこがかなり売れ、酒やスポーツ紙などを購入する人も少なくない」と証言した。                           複数の入所者によると、移転した5日夜には酒を飲んだ入所者が騒ぎ、荷物が盗まれるといった騒動が発生。「みんな殺気立っていたが、現金を渡されたことで静まった」と30代男性は振り返った。                       一方、都は6日、施設で生活保護説明会を開催。23区と八王子市の担当者が入所者と面談を行ったほか、就労支援のため1時間置きに最寄り駅まで送迎する貸し切りバスを用意。入所者の朝夜食に1食当たり約500円の弁当も支給した。                                            職場を解雇され、インターネットカフェを転々としていた男性(46)は「就労活動のふりをして時間をつぶしている人もいる。本当に困窮しているほかの入所者が迷惑している」と語った。(産経新聞)



 今日・明日食べる物にさえ逼迫している人に「就労活動に役立ててください。」と言って現金を渡しても、貰った側にしてみれば明日・明後日生きる方が大切なわけであって…一部のモラルに反する人たちを非難するのは適当とは言えないのでしょうか?
 逆に開設の前からこの程度の事は想定されていない筈はなく、実際に出たからと言って問題として取り上げる方に悪意を感じてしまいます。
 この「公設派遣村」自体夏の参院選へのパフォーマンス程度にしか感じていないし、雇用政策の遅れを誤魔化す為の隠れ蓑としか見ていないのも事実なのですが…
 下手に低賃金で働くよりは働かず生活保護を受ける方が多くの金額をもらえてしまう不思議な構造をまずは改革しないと労働意欲を喚起できないと思うのですが…

 最後に更新してから三ヶ月以上、時間はあったのですがなかなか気持ちが向かずにいたのですが新年を向かえ再びやる気を注入し直して始めることにしました。これからまたお願いします。


 
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ホタルの館

また、あらゆる視点からの記事をお待ちしています。
この派遣村の件、東京都知事も発言していますね。
by ホタルの館 (2010-01-09 23:26) 

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