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ロシア拒否権で活動終了、国連グルジア監視団(3)  [海外ニュース]

今日で3日目です。3日も長々とスミマセン…

 ロシア拒否権で活動終了、国連グルジア監視団(1) 
 ロシア拒否権で活動終了、国連グルジア監視団(2) 


 2004年1月の大統領選挙はサアカシュヴィリの圧勝に終わり、これに反対する野党勢力も一転して選挙結果を受容れ大統領に就任し、3月に議会再選挙が行われ、与党『国民運動』が得票率75%で大多数の議席を獲得し最大与党に躍進した。これがかつての強権政治の道を改めて進ませてしまうことになる。2007年11月サアカシュヴィリ政権に対する野党デモの鎮圧を期にグルジア全土で非常事態宣言が発令されるなど政情不安は続き、これに対するサアカシュヴィリ政権の強硬政策はグルジアにおける民主主義の後退を位置付けるものとなった。
 2008年8月、南オセチア州を巡りグルジアとロシアの間において紛争が勃発、(ロシア-グルジア戦争
これにによってサアシュヴィリの権力は強まると思われたが、逆に多くの戦死者を出して批判され、後に紛争を「グルジアから仕掛けた」と発言するに至り求心力は弱まる結果となった。
2009年に入り、4月には首都トビリシにおいてサーカシビリ大統領に辞任を要求して、大規模な反政府デモが議会前広場で開かれ、6万人に上る市民が集結した。5月には軍部によるクーデター未遂事件が発生、グルジア軍の高級将校ら数人が拘束された。グルジアはクーデター勢力がロシアの支援を受けていたと非難している。

 今回の国連グルジア監視団の任期延長にロシアが拒否権を行使したことでグルジアを含めたこの地域での内戦が活発化されるのではないかとも考えられる。そうなったときにこの地域の内戦を収めるだけの軍事力を持った国はロシアだけであり…とにかくロシア・グルジアの緊迫した関係にも注意は必要なのでは?




 


 


 民主的な選挙を行えるというのは、平和な証なのでしょうか?この記事やグルジアの件でもそうですが結局は実力行使というのが一番手っ取り早い手法になってしまうのが悲しいですね。一時の騒乱は抑えられても…次の騒乱が更に過激になってしまうのだろうに。対話や交渉で解決できるというのが幻想なんでしょうか?
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JJ

宝探しに来ました。
宝箱を頂いていきますね。

by JJ (2009-06-20 14:50) 

こぱんだつま

まとめての訪問ですみません・・・。
by こぱんだつま (2009-06-20 22:02) 

caco

シェワルナゼ大統領の顔がすっかり変わってしまった事件くらいしか知りませんでした。(^^;

宇宙人でも攻めてこないと世界は1つにまとまらない気持ちでしたが、そんな奇想天外な窮地に陥っても、自国(個人)の利害を考慮してまとまらない様な気がしてきました。




by caco (2009-06-21 15:42) 

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